麻の葉に蝶々

~20代最後を全力で楽しみたおすブログ~

01.〈4月1日〉辻村深月『今日からはじまる物語』読了|人気作家リレー連載「Day to Day」

今日からTREEではじまりました、「Day to Day」。(Day to Dayって何?という方はこちら。)

いつも読む本は好みのものに偏りすぎるので、こういう機会は本当に嬉しい!

出勤の電車の中で読んだのですが(コロナで出勤と在宅勤務半々で、今日はメーデーだけど出勤…(´・ω・`))、本当に3分くらいでサクサク。

 

2020年4月1日を舞台にした短編小説『今日からはじまる物語』を書いたのは、トップバッターである辻村深月(つじむら みづき)さん。

 

ただ…活字好きな人には物足りない…!気がするので笑、自分のためにも辻村深月さんの著書などについてまとめました(おすすめがあれば教えてください…!!!)

 

 

2004年『冷たい校舎の時は止まる(上) (下) 』でデビュー*1

個人的には表紙買いしてしまう人間なので、

スロウハイツの神様(2010年)*2

が気になるところ。上下巻を横に並べると、続いているデザインが可愛すぎる!!!

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫) スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ――あの事件から10年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

あと

凍りのくじら(2008年)*3

もかわいい。

凍りのくじら (講談社文庫)

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。


代表作は

ツナグ(2012年)*4

ツナグ (新潮文庫)

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。

松坂桃李さん主演で、映画化(2012年公開)、

ツナグ

ツナグ

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

2019年10月には続刊『ツナグ 想い人の心得』が発売されたばかり! 

 

鍵のない夢を見る(2015年)*5

鍵のない夢を見る (文春文庫)

望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。

2013年にWOWOWにてテレビドラマ化。

(オムニバスドラマで、各話の主演は倉科カナさん、成海璃子さん、木村多江さん、高梨臨さん、広末涼子さん)

第1夜 「芹葉大学の夢と殺人」

第1夜 「芹葉大学の夢と殺人」

  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: Prime Video
 

 

【近著】で紹介されていた

かがみの孤城(2017年)*6

かがみの孤城

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。 

 

朝が来る(2018年)*7

は、2016年に安田成美さん主演でテレビドラマ化(東海テレビ制作)

朝が来る (文春文庫)

長く辛い不妊治療の末、栗原清和・佐都子夫婦は、民間団体の仲介で男の子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて幼稚園に通うまでに成長し、家族は平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、夫妻のもとに電話が。それは、息子となった朝斗を「返してほしい」というものだった――。

自分たちの子供を産めずに、特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。
中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母。
それぞれの葛藤、人生を丹念に描いた、胸に迫る長編。

今年、永作博美さん主演で映画化!6月5日公開予定!だったそうなのですが、新型コロナウイルスの影響で延期決定ということです。悲しい。

 

以上、ざっくりあらすじを添えてご紹介しました。

ぜひ、素敵な読書ライフを!(映像化作品も多数なので活字苦手な人も◎) 

 

ちなみに辻村さん関係ないところで行くと、気になったのが「エピソード文字数

TREEのページに

エピソード文字数 1,675文字

とあるのだけど、本文をWordにつっこんでみても1,314文字しかない。

何を基準にしているのだろうか…?どうでもいいことが気になる…笑

(タイトル~【近著】まで合わせても、トータル1,552文字。チーズじゃないけど「123文字」はどこへ消えた?笑)

 

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 連載企画 Day to Day|〈4月1日〉 辻村深月|TREE

英語版『The Story Begins Today』

 Day to Day (English)|1 April Mizuki Tsujimura|TREE

中国語版『今天开始的故事』

 Day to Day(中文)|四月一日 辻村深月|TREE

 

 Amazon人気度ランキングベスト3

(*上記紹介作品を除く)

傲慢と善良

傲慢と善良

  • 作者:辻村 深月
  • 発売日: 2019/03/05
  • メディア: 単行本
 
家族シアター (講談社文庫)

家族シアター (講談社文庫)

  • 作者:辻村 深月
  • 発売日: 2018/04/13
  • メディア: 文庫
 
冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

  • 作者:辻村 深月
  • 発売日: 2007/08/11
  • メディア: 文庫
 

  「Day to Day」前後作品

*1:第31回メフィスト賞を受賞

*2:※記載は書籍発行年

*3:※記載は書籍発行年

*4:第32回吉川英治文学新人賞、※記載は書籍発行年

*5:第147回直木三十五賞、※記載は書籍発行年

*6:第15回本屋大賞第1位、※記載は書籍発行年

*7:第15回本屋大賞第1位、※記載は書籍発行年